日本発のクラシック音楽NFTプロジェクト

OperaTokenは「音楽の価値を美術と同等にする」を目標に掲げ、コピーできない唯一の音楽として、NFTを通してクラシック音楽の魅力を世界に発信していくプロジェクトです。
NFT化するクラシック音楽は日本の若い音楽家たちによる演奏です。従来の業界の仕組みに取り込まれていない若い音楽家とタッグを組んでデジタルの領域でのクラシック音楽の活動の場を押し拡げていくことが私たちのねらいです。
成立の経緯:パンデミックによる活動の制限をうけて
クラシック音楽業界は2022年現在、コロナウィルス感染症のまん延によって大きな逆風にさらされています。
- 公演に大勢の観客を動員できない
- 同じ空間で複数の音楽家がセッションするリスクが大きい
- メインの観客であった年齢が比較的高い層の集客が困難
多くの音楽家が活動のチャンスを失い、それにともない経済的に追い詰められています。
芸術の業界では「お金を稼ぐ」ということをタブー視しがちですが、新しい芸術的創作の源になるのは紛れもなく「お金を稼ぐ」ことです。
経済的な余裕があってこそ新しい芸術的創作が生まれ文化をより豊かにしていくのです。
これからのクラシック音楽業界:音楽の「利用」から「所有」へ
インターネットの普及したこの時代、音楽家は国境に隔てられることなく気軽に自分の作品を世界に発信していくことができます。
YouTubeやSpotifyといった安価で音楽を楽しむということが一般になっている今、最先端技術として注目されるNFTの世界は、間違いなく音楽家の新しい市場になるでしょう。
私たちの理想である「音楽の価値=美術の価値」が実現すると、音楽は「利用するもの」から「所有するもの」へと姿を変えていきます。
OperaTokenが描く将来のビジョンでは、クラシック音楽がアート作品と同じように市場で取引されて、音楽家は新しい芸術的創作に集中して打ち込んでいます。
NFTによるクラシック音楽家の販路拡大が、彼らを取り巻く社会的課題の解決につながるというのが私たちの確信です。
クラシック音楽のNFTには無限の可能性がある

NFTの活用法として代表的なのがイラストなどの「アートのNFT化」です。
イラストや動画などのデジタルアートは本来簡単にコピーできてしまうものですが、NFT化によってコピーではなくその作品の原版であることが証明されます。
したがって、あるイラストがNFT化された場合は、普通のJPEGやPNGの画像データとは違い、オリジナルは唯一そのNFTだけになるため、現物の絵画と同じように希少性という価値があるというわけです。
クラシック音楽のNFTの価値:コンサートなら収益はいくらか?
NFTアートと同様に、クラシック音楽のNFTもその音源が原版であることが証明されます。
コンサート会場で演奏されるクラシック音楽。コンサートの収入は「観客数×チケット価格」という単純な計算式で求められます。
では、駆け出しの若い音楽家としてはかなり上出来ですが、30人の観客に2,000円でチケットが売れる場合、その音楽を限定10個のNFTに閉じ込めたら?
✓1個あたりのNFT推定価格:限定10個の場合
30人×2,000円÷10個=6,000円
これが限定1個だと価値は10倍に跳ね上がります。
✓1個あたりのNFT推定価格:限定1個の場合
30人×2,000円÷1個=60,000円
実際は、一回きりのコンサート体験と、音楽の入ったNFT所有とでは価値の感じ方が異なるため、この計算式のとおりになるとは限りませんが、NFT音楽の注目度次第では確実に価値が認められることになるでしょう。
OperaTokenの投資先は「未来の巨匠」
では、上記の計算例の音楽家が、5年後に2,000人のホールでチケット単価10,000円のコンサートができる大物に成長したら、限定1個で作ったNFTの価値はどうなるでしょうか?
✓1個あたりのNFT推定価格:限定1個の場合
2,000人×10,000円÷1個=20,000,000円
2,000万円!
夢のような話ですが、NFTの世界では億単位の金額での取引が行われるケースも少なくありません。
>>参考:国内外のNFT高額取引一覧(外部サイトに遷移します)
音楽NFTはその音楽を作った、演奏した音楽家の成長に比例して価値を高めていきます。
OperaTokenは、こうした音楽家の生き写しとも言えるNFTの可能性を模索しています。
プロジェクトの紹介
OperaTokenが製作中のプロジェクトを以下に紹介します。プロジェクトが新しく追加されるごとに追記していきます。
- 常設:OperaToken オリジナル (2022年5月〜)
- 限定:−歌詠− Uta-Nagame(2022年7月予定)
常設:OperaToken オリジナル (2022年5月〜)

OperaTokenの最もベーシックなプロジェクトです。
「アートの融合」「ギャラリー化」「収益還元」という特徴を持っていて、これらはすべてのプロジェクトに共通します。
音楽家のレパートリー(得意曲)を複数曲収録して、その演奏のインスピレーションをもとにイラストや写真などのビジュアルアートをアルバムのジャケット画像としてNFT音源を作成します。
このプロジェクトのNFTには以下のような点で、全く新しい音楽の楽しみ方を提示しています。
✓「OperaTokenオリジナル」のPOINT
- 音楽とアルバムアートワークが一体となって唯一の芸術品となる
- 美術の個展のようにビジュアル的に音楽を見渡してお気に入りの音楽を探せる
- その音楽家の特色がアルバムアートワークで表現される
- ギャラリー内で気に入った作品があれば即座に購入できる
音楽という目には見えない芸術が、ビジュアルアートによって可視化され、音楽のギャラリーを作ります。
音源・アルバムアートワークで参加希望のアーティストの方は下記よりLINE公式アカウントをご登録ください。
「OperaTokenオリジナル」を制作するアーティストにとっては以下のようなメリットがあります。
✓アーティストのメリット
- 演奏者:NFTの一覧のページが音楽家自身のレパートリーのリストになる
- 演奏者:NFTがギャラリーで購入されると収益が配分される
- ジャケット制作者:アルバムアートワークのオリジナルの価値が上がる
アーティスト向けにメリットをそれぞれ解説します。
演奏者:NFTの一覧のページが音楽家自身のレパートリーのリストになる
コンサート主催者が音楽家に出演オファーする際には、コンサート等のコンセプトに合っているかどうかを考えます。
コンサートのコンセプトを満たしつつ、出演者が100%の実力を発揮するためです。
自身のレパートリーをリスト化して公開することは、リアルの仕事の獲得には欠かせないことになるでしょう。
演奏者:NFTがギャラリーで購入されると収益が配分される
レパートリーのリストをNFTコレクターが閲覧して、「そのNFTを所有したい」と思った場合には、即座にリンクから購入することができます。
そしてNFTが購入された場合にはアーティストにその売上が還元される仕組みになっています。
つまり、このギャラリーは、音楽を飾る美術館であり、レパートリーのリストであり、あなたの音楽と投資家とをつなぐ場であるということです
ジャケット制作者:アルバムアートワークのオリジナルの価値が上がる
音楽を視覚的に表現するアルバムアートワークの募集を行い、既存または新作のビジュアルアートのデータを提供していただいた中から、音楽に最もマッチしたアートをアルバムアートワークとして採用します。
こうしてリリースされた音楽NFTが注目されることになった場合には、アルバムアートワーク制作者の原作にも当然注目が集まることになります。
リリースされるNFTには、アルバムアートワーク制作者の名前、アカウント、アルバムアートワークの原作へのリンクが刻み込まれます。
音楽との融合によって、あなたのアート作品が脚光を浴びるチャンスを獲得しませんか?
限定:−歌詠− Uta-Nagame (2022年7月予定)

「歌詠(うたながめ)」は「オリジナル」を基本にしながら、1つの曲に絞ってギャラリーを構築し、同じ曲を異なる音楽家の表現で楽しむというプロジェクトです。
うた-ながめ【歌詠】
出典:精選版 日本国語大辞典
…〘名〙 歌を詠むこと。歌を口ずさむこと。
音楽家は「歌詠」の言葉通り、口ずさむくらいの気軽な感覚で演奏を収録してプロジェクトに参加することができます。
このプロジェクトは以下のような点で、音楽の新しい価値を提案します。
✓「歌詠−Uta-Nagame−」のPOINT
- 演奏者によって異なる楽曲の解釈・表現を比較しながら楽しめる
- アルバムアートワークの違いも比較して味わえる
- 自分のお気に入りのアーティストを比較する中で発見できる
- 大勢に比較される中で評価の高い作品には注目が集まる
「歌詠」にご参加いただくアーティストには以下のようなメリットがあります。
✓アーティストのメリット
- 作曲者:多くの音楽家に作品が演奏される機会が得られる
- 演奏者:課題曲が短い楽曲、メロディなので気軽に制作できる
- ジャケット制作者:アルバムアートワークのオリジナルの価値が上がる
それぞれのメリットについて解説します。
また「OperaTokenオリジナル」のメリットもこのプロジェクトには当てはまります。
合わせてご覧ください。
作曲者:多くの音楽家に作品が演奏される機会が得られる
課題曲は10秒〜120秒程度という短い時間で提示する予定です。
作品が課題曲として採用されると多くのアーティストによって演奏され、NFT作品としてギャラリーに掲載されます。作品が売れた場合、売上の一部が還元されます。
可能な限り多くの作曲家の方にプロジェクトに参加していただくため、課題曲は複数募集します。
作曲家の方に直接お声掛けする場合もあります。
演奏者:課題曲が短い楽曲、メロディなので気軽に制作できる
口ずさむことができるということが「歌詠」の特徴的なコンセプトとしてあります。
演奏家の方が参加のためにやることはいたってシンプル。
- 課題曲一覧の中から曲を選ぶ
- 演奏を録音する
- 音源データを送る
これだけで完了です。
もちろん、NFTが売れた場合には売上が還元されます。(この企画は作曲家にも売上の一部が還元されます)
ジャケット制作者:アルバムアートワークのオリジナルの価値が上がる
音楽家の表現にマッチするイラストや写真がアルバムアートワークとして採用されます。
音楽と組み合わせた表現をすることで、新しい場であなたのビジュアルアートを活躍させることができます。
「OperaTokenオリジナル」のメリットの項目をご覧ください。
>>「オリジナル」の項目を見る